|
愛宕山(269m)・双子山(247m)・八木山(296m)・迫間山(309m)・金山(322m) (苧ヶ瀬池→八木三山→八木山北尾根→迫間不動→金山→岩坂トンネル→苧ヶ瀬池)登山道地図はこちら 登山日:2003年7月21日 登山口:岐阜県各務原市
天候:雨上がりの晴れ テーマ:丘陵縦走 ガイドブック:『こんなに楽しい岐阜の山旅100コース(下)』 同行者:単独 時間記録:周回……5時間10分 (推定標準コースタイム:周回……6時間40分)
![]() 【各務原丘陵帯】
【苧ヶ瀬池について】 苧ヶ瀬池はまずは苧ヶ瀬池の周辺を散歩する。八大龍王総本殿や睡蓮(スイレン)群生地があり散歩には最適の場所だ。苧ヶ瀬池をはさんで愛宕山が良く見え、他の方向に目を向けると各務原市の丘陵帯が見える。案内板には「おがせ池は大切な農業用ため池で、古くから地域の信仰も厚く、様々な伝説があり神秘の池として知られています。しかし近年農業用水としての水質悪化のみならず、池から流れ出る河川の水質悪化が危倶されています。……」と書いてあった。鯉や亀に餌をあげている人がたくさんいたが、水が汚れるのでやめよう! 【苧ヶ瀬池の伝説】 苧ヶ瀬池には伝説がいつくかある。岐阜児童文学研究会編『岐阜のむかし話』には「天に昇りそこなった大蛇」の話が紹介されている。 昔、苧ヶ瀬の池に年老いた大蛇が一匹住んでいたそうな。海に千年、山に千年も住んでいるという池の主である。二千年も生きているという大蛇は天に昇って竜になることができるという。しかし天に昇る時、人間に見られると神通力を失って落ちてしまうそうである。村の衆は大蛇を恐がって池には近づかなかったが、じんべえどんは大蛇が天に昇る所を見たかった。ある晩、大蛇は体に神通力があふれてきたので天に向かおうとした。しかし、今まさにしっぽが水面から離れようとした時、じんべえどんに見られてしまった。大蛇はあっという間に池に落ちてしまい、静かになった後は水面にぽかっと白いむしろが一枚浮かんでいたそうな。事情を知らないじんべえどんは驚いた。そして急に熱を出して、もがき苦しみながら死んでしまった。村の衆はじんべえどんが死んだのは、大蛇のたたりだと噂しあったそうな。 【愛宕神社】
【西登山道】
【展望のコース】 蜘蛛の巣を払いながらよく踏まれた登山道を歩く。ガイド本しか情報がなかったので驚いたが分岐が多かった。「すその道」、「ロータリーへ」、「愛宕神社奥宮参道入口」などと書かれているがどこに行くのか分からないので分岐では迷わず愛宕山に向かっていく。うっそうとした木々の道から一転して展望の登山道となった。岩場が多く、大きな岩に登ると鵜沼方面の街並みや苧ヶ瀬池が一望できた。
【愛宕山】 山頂まで展望の良い道で気分が良い。山頂につくと他の登山口から地元の人が登ってこられたので話をする。暑さのためここまで来るだけで結構疲れたのでその方と話しこんでしまった。たくさんの登山道があるようだ。苧ヶ瀬池に直接降りる道もあった。山頂からの展望はかなり良い。伊木山や各務山がきれいに見えた。
【縦走開始】 愛宕山から尾根伝いに双子山に向かう。愛宕山、双子山、八木山は八木三山と呼ばれて親しまれている。愛宕山のピークから降りる道は急でロープなどが張ってあるが、そこを降りてしまえば八木三山の縦走路はよく踏まれ歩きやすい。
【双子山】 愛宕山と双子山をつなぐ尾根は「見晴らし尾根」と呼ばれているようだ。昔は展望が良かったのかもしれないが、今は木々が成長してしまったせいか展望は無い。藤谷道と山中不動の分岐を見る。山中不動の標識には「子供は行っては行けない」と添え書きがあり、興味がわく。双子山も全く展望無し。
【八木山】 双子山と八木山をつなぐ尾根は「鳥越尾根」と呼ばれいるようだ。所々に登山道地図が貼ってあるが紙がボロボロでよく読めない。清水谷道の分岐を通ると愛宕山のような岩場になる。ゆっくりと登ると岩に囲まれた祠があった。さらに登ると東登山道の分岐を経て山頂。展望はかなり良い。人が多く盛り上がる。毎日登っているという方もいらっしゃった。どうやら配水タンクから登るのが主流のようだ。愛宕山の2つのピークがよく確認できた。
【ふどうの森へ】 蜘蛛の巣を払いながらふどうの森へ。こちらもよく踏まれているが、蜘蛛の巣に苦労した。始めは展望が良い岩場の尾根だったが、次第に林の中に入っていった。標識などは一切無いが、赤テープや黄色テープが貼ってあるので迷うことは無いだろう。下山口は小さなプレート「八木山296北登山口」がかかっているだけなので車で通っても気がつかないだろう。
【白龍山寺】
【迫間不動】 白龍山寺から迫間不動へ向かって細い舗装道路を歩く。この辺りはふどうの森として整備されている。途中に案内板があったが広域すぎてよく分からない概念図であった。地図が下手だとかボロクソに落書きされていたが初めて見ると確かに分かりにくい。登山後に見直したら大体分かったが……。しかしふどうの森を知り尽くすにはこの概念図は必要である(この地図)。 成魔鎮護之神を過ぎると迫間不動の駐車場についた。ばて始めていたが自動販売機で冷たいポカリスエットを購入し復活。本堂と護魔堂を見た後奥の院に行ってみた。奥の院は入口が滝になっている洞窟の中にあり、すごい場所にあって驚いたが、中でお経を読んでいる人がいてさらに驚いた。迫間不動には他にも中央不動尊と毘沙門天が見所であるが今日は時間が無かったのでまたの機会にした。
【迫間山】 奥の院から少し戻って階段を登る。登りきった所は展望台になっていて金毘羅山や関市の街並みが良く見えた。また「不動明王永代燈」と書かれた立派な灯篭があった。勘違いしていてこの展望台が迫間山だと思っていたが、地形図ではもう少し先が山頂のようだ。
【火の用心】 尾根伝いに金山に向かう。不動の森に降りる道や関市側に降りる道の分岐が多数あった。また防火水槽が多数あり、これを見ると火の用心を心がけされる。
【断層跡?】
【大岩不動分岐】 すばらしい展望地。昼には見えなかった御嶽山がこの時間になって顔を出している。眼下に各務原ゴルフ場と御坊山が見える。関市側のちょっと下に祠が見えたがこの祠がある場所は「大岩大観望」と呼ばれているようだ。ここが金山かと思ったが三角点がどこにも無いので違うと気がつく。
【金山】
【下山】 岩坂トンネルの真上は峠になっていてお地蔵様がいらっしゃる分岐になっている。日没の時間と苧ヶ瀬池駐車場閉門(20時)のタイムリミットで本日はここまでとする。踏み後に従い、沢沿いに下りると岩坂トンネルの南側についた。苧ヶ瀬池まで約3キロはジョギングで戻った。アシックス最高峰のクッション性を誇るマラソンシューズ(ゲルカヤノ)でも登山後の舗装路は膝に応えた。万歩計によると本日の山行歩数は約25000歩だった。
【下山】 鵜沼の自由書房はよくお世話になる。山の本が充実していて国土地理院の1/25000地形図も置いてある。発売されたばかりの三宅修(著)『現代日本名山図会』を立ち読みしたが、なかなか興味深い内容になっていた。谷文晃(著)『日本名山図会』を底本にした本で、谷文晃はどこで山の絵を描いたかというテーマがまた面白かった。中央アルプスでマイナールートを考えているのでその地形図を2枚買ったが580円取られた。1枚270円だった気がするが値上げしたのかな? 【総評】 ・各務原の山々は展望が良い。 ・関市と各務原市の境には丘陵があり、東の猿ばみ城から西の権現山まで全部つながっているので、縦走がオススメ。 |