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南沢山(1564m) (南蘭林道ゲート→蘭林道終点→(主尾根)→南沢山頂上付近→(往復)→ゲート)登山道地図はこちら 登山日:2003年10月26日 登山口:長野県南木曽町
天候:秋晴れ テーマ:紅葉、探検的登山 ガイドブック:『飛騨の山山(国境編)』、『未踏の岐阜県境800キロを歩く』 同行者:単独 時間記録:行き……4時間35分、帰り……2時間35分 (推定標準コースタイム:行き……4時間35分、帰り……2時間35分)
![]() 【南沢山蘭(あららぎ)ルート】 南沢山は岐阜県と長野県の境に位置し、一般的なルートは清内路村からの清内路古道と神坂峠からの縦走路の2つである。南木曽町の蘭(あららぎ)地区からの登山道も存在するが、その詳細はほとんど知られていない。今年の5月から気になっていたルートだったが、2週間前に「のんびり山歩き」さんが本ルートを下山に使われたので(こちら)、本日は安心して蘭からのルートを使用する。 さて、地形図を眺めると、登山道は2本あることになっている。林道の途中から南沢本谷を渡って真南に行くルートと県境の主尾根に出てから尾根を歩くルートがある。現在の蘭ルートはどちらかであろう。現地に行ってからどちらに行くか判断する。 【南木曽町蘭地区へ】 多治見を6時に出発し、R19、R256で南木曽温泉郷に行く。南沢林道に行く道を探すのに少し時間が掛かったが、南木曽温泉郷から一本南のバス通りに入り、蘭小学校近くにあるJA木曽あららぎの脇から降りていく道に入る。小学校を目印にしていたが高台にあったので見逃してしまった。川を渡ると分岐になっていて、「←南沢本谷 貯木場 3.3km、大沢 貯木場 2.2km→」の看板が立っていた。南沢本谷方面に行き、切越橋を渡ると舗装がきれて地道となる。分岐から1.7キロのところで林道ゲートがあり、すこし手前のふくらみに駐車。多治見から71キロ、2時間15分で到着。 【南蘭林道】 ゲートに行く途中の橋には「南沢林道」と書いてあったが、ゲートのところには「南蘭林道」と書かれていた。ゲートには鍵が掛かっていて開きそうもない。林道の状況は悪くなく、現在でも盛んに使われているのであろう。途中小屋を2軒見て、南沢本谷橋を渡り、どんどん歩くと分岐が現れた。まっすぐ行くと南沢本谷林道、右に曲がる南蘭林道大沢線林道である。当然南沢本谷林道に向かう。
【南沢本谷林道】 南沢本谷林道は名前の通り南沢にそって歩くので、沢の音が非常に気持ち良い。野鳥も多く、自然の声がたくさん耳に入ってきた。沢を覗くと紅葉もきれいだ。本谷第一号橋を渡ると地形図に記載されていない林道が左手に伸びていた。案内柱には「クマ沢林道」と書かれていた。そこからすぐに本谷第二2号橋を渡る。南沢が右に左にと変化するのでなかなか楽しい。この辺りから振り返ると御嶽山と南木曽岳のきれいな山頂が見えた。写真の小屋を過ぎると左前方に南沢山が見えた。大きな山だ。県境の尾根も立派な姿をしていた。ヘアピンカーブのところが地形図記載のルート入り口である。古びた白いすずらんテープが巻かれていたが明らかに道は歩かれていないので、無視。林道をさらに歩くことにした。
【快適林道】 林道の最後の方はどんどん高度を稼ぐため、道はジグザグになる。大きな南沢山、振り返ると南木曽岳と(おそらく)御嶽山、周りを見ると紅葉の山山。道も悪くなく、快適な林道歩きである。
【南沢山 蘭ルート登山口】 ほぼ地形図通りに林道終点となる。少し行くと南沢山登山口の案内板が見られ、木製のはしごをいったん降りる。案内板に森林自由クラブの名があったので、帰宅後調べてみたらホームページがヒットした(こちら)。登山道整備ご苦労様です。
【新ルート、旧ルート】 はしごを登ると、左に沢の音を聞きながら笹の刈られた道になる。木に白いテープが巻かれているのが目に入るとしばらくして直進する道と左折して沢に下りる道の分岐になる。どちらの道も整備されていたため一瞬ためらったが、地形図とコンパスを使って直進する道が正しいルートだと判明(判断)した。しかしこれが大きな間違いであった。直進して県境尾根に出るルートは尾根に出てからは廃道となっており、ここで左折するルートが最近整備されたルートであるようだ。しかし整備された登山道とは地形図記載のルートであろうという先入観があり、しかも直進する道もきれいに整備されていたので全く疑うことはなかった。途中で「水」と書かれた案内板があり、やはりこの道が正しいのだろうと思った。
【中津川ルート】
【鞍部小広場】
【笹笹笹】 なかなかの笹ヤブで、しかも頂上に近づくほどヤブの状態がひどくなっていく。倒木や低木がたまにあり、これがまた苦労させる。背丈を越える笹で周りの景色もなく、時間のわりに進まない。なんとか頂上付近まで来たが、南沢山の頂上はのっぺりとしているので方向感覚がおかしくなりそうだ。木に登って頂上を探すが、それでも木と笹が多くてよく分からない。尾根に沿って右に曲がっていくと頂上プレートがあるのだろうが、この笹がんじがらめの中で動き回るのは厳しい。本日は夜に別の予定があるし、ほとんど頂上なのでここでOKとした。 木に登ると、中津川市街と男だる山手前にそびえる1512mピークがなんとか見えた。南木曽岳も見えた。
【プチ遭難】 来た道を戻る。やはり頂上付近ののっぺりのおかげで、なんどもとんでもない方向に下りていた。コンパスがなかったら帰れなかったであろう。「迷ったら尾根」の鉄則によりなんとか復帰できたが、台地状の山でのヤブ漕ぎの難しさを実感した。笹ヤブは通った跡が残らないので難しい。 【蘭新ルート】
【紅葉】 帰りの林道歩きがまた気持ちよく。距離は長いが紅葉を楽しみながら帰った。
【情報収集】
【総評】 ・蘭から整備されたルートを使う予定だったが、旧ルートをたどってしまった。 ・新ルートは林道終点から白いテープをたどるべし! ・県境尾根道はひどいヤブ。翌日は切り傷と打撲だらけだった。 ・完全登頂はならなかったが、おまけで登頂ということにする。次は中津川市か清内路村から挑戦したい。 |